人気ロックバンド・スピッツの名曲「ロビンソン」にも登場する室見川。脊振山にひろがるブナの原生林、室見川の水はここで生まれる。上流ではホタルの鑑賞スポットとしても名高く、下流の市街地には、広々とした公園がつくられ市民の憩いの場になっている。「ブルージャム」は、そんな室見川のほとりにあるベーカリーカフェだ。

昨秋、この地にオープンした自然派ベーカリーのプロデュースを手掛けたのは「365日」オーナーシェフ杉窪章匡氏である。

無農薬の食材、極力オーガニック、手作りを唱える杉窪氏の統一コンセプトはそのままに、住む人の好みに合わせてやわらかめのパンづくりを心掛ける。シェフの櫻井広基さんはふわっとしたパンをつくるのが得意だそう。杉窪氏の愛弟子である。

親しみやすくわかりやすい形状のクロワッサンをはじめとして、ブルージャムのパンは「食べやすい食感」「見た目にも慣れ親しんだパン」をモットーに提供し、保守的でおとなしい福岡市の住人に溶け込む。そこへ櫻井シェフのパーソナルカラーあふれたエッセンスを加え作り上げているのだ。

室見川食ぱん/全粒粉食ぱん。
白あんぱん/くるミルク/林檎とブルーベリーのルーロー/緑茶あんぱん。
明太クロワッサン/抹茶小豆のクロワッサン/無添加ベーコンと粒マスタード/南瓜と挽肉のカレーぱん/グリュイエールチーズとじゃがいものもちもちぱん/白ゴマのソンプルサン/クランベリーとくるみのバトン。
全粒粉の農夫ぱん/ライ麦の田舎ぱん/バタール/バゲット…
果たして「Panstadium´s Today´s special」は？
まもなく届く、脊振の「みどり」と室見の「みず」をふんわり包んで焼き上げたこだわりのパン。ぜひ大切な人と安心して食べていただきたい。