2021年の最大のヒット商品になるかもしれない「マリトッツォ」。筆者も色々なところで目にして、ついでに口にしています。
今回、山崎製パンから2種類のマリトッツォが、早速、発売されていますので、特徴や違いなど、詳しく取り上げてみたいと思います。
2種類のマリトッツォ
今回、食べ比べと言いますか、ご紹介するのはこちらの2品。
山崎製パンから発売されている2種類のマリトッツォです。
写真左は冷蔵コーナーで発売されている「マリトッツォ オレンジピール入り」、写真右は常温のパンの棚で発売されている「たっぷりクリーム マリトッツォ」です。
いつも感心させられますが、大企業にも関わらず、この素早さで商品化まで漕ぎつけてくるところは、単純にリスペクトものです。
値段はあまり変わらない
さて、まずはお値段の方から取り上げましょう。
筆者がスーパーで購入した価格は、冷蔵の「マリトッツォ オレンジピール入り」が税込み150円、常温の「たっぷりクリーム マリトッツォ」は税込み108円です。
比で見れば、冷蔵の方は1.4倍ぐらいですが、どちらもとても安いので、価格差は42円です。
先に言ってしまいますが、両方見かけたら迷わず冷蔵の方を購入してください。150円とは思えないクオリティーですから。
マリトッツォはローマの幸せなお菓子
2品の比較に入る前に、マリトッツォについて触れておきましょう。
マリトッツォはローマのお菓子で、ブリオッシュ生地のパンに生クリームを挟んだものです。
名前の由来は、「婚約者に未来の夫(marito)が贈るお菓子だった」ことにちなんでいると、「たっぷりクリーム マリトッツォ」の袋の裏面にバッチリ解説がありました。
では、そろそろ個別の商品を見ていきましょう。
たっぷりクリーム マリトッツォ
こちらは常温でパンコーナーで販売されている「たっぷりクリーム マリトッツォ」です。だいたい100円ぐらいで購入できます。
どちらの商品もオレンジピールが材料に入っていますが、こちらの方はブリオッシュのパン生地に入っています。
そのためか、右の「たっぷりクリーム マリトッツォ」の方が、パン生地がオレンジがかっていて、風味も爽やかです。
たっぷりクリームと書かれている通り、ブリオッシュの間には、恐らくこの写真から伝わる1.5倍ぐらいのクリームがサンドされています。
ちなみに材料をみると、一番最初に書かれている、つまり一番多く使われているものが「ミルククリーム」となっています。
常温の商品ですから、生クリームではないのは致し方ないでしょう。
半分にカットしてみると、中までミルククリームがたっぷり入っています。
マリトッツォを購入する人は、クリームにやられるぐらいの覚悟で購入すると思いますので、このボリューム感は100点ではないでしょうか。
お味の方は、パン生地自体は爽やかなブリオッシュで、サンドする客体としても程よい軽やかさに仕上がっています。
クリームの方は、やはり生クリームと比べてしまうと分が悪い勝負となります。
ただ、パン棚で購入できる商品として仕上げてきた、そして、100円という菓子パン価格で市場に届けてきたという、2つの壁を乗り越えてきた商品ですので、この点を加味して味わってもらえればと思います。
マリトッツォ オレンジピール入り
こちらは2品目、冷蔵コーナーで販売されている「マリトッツォ オレンジピール入り」です。だいたい150円ぐらいで購入できます。
上から見比べてみると、左の「マリトッツォ オレンジピール入り」の方が小ぶりなので、高さだけでクリームの量は評価できませんが、パン生地との相対的なクリーム量で考えると、クリーム率は圧倒的です。
袋の中には、このような形で入っています。
先程の袋パンタイプの方にはないアレがあります。
ケーキでよく見かけるクリームを守るフィルムです。
子供の前では、付着しているクリームに関心が無いふりをしますが、一人の時はクリームをこそぎ落として構わないでしょう。
先程の常温タイプの方と比べて大きく異なるのは、まず、サンドされているのがホイップクリームという点です。
冷えていることもプラスに働いて、クリームの美味しさが違います。
さらに、こちらの商品にもオレンジピールが使われていますが、常温タイプの方はブリオッシュ生地に入っていたのに対して、こちらはクリームの中に入っています。
写真左の「マリトッツォ オレンジピール入り」の方は、クリームがオレンジがかっていて、オレンジピールの存在も肉眼で捉えることができます。
オレンジの風味があって、ホイップされていて、クリームそのものが美味しいです。
これが150円で購入できることに驚きです。
(筆者はもう3回購入しました)
まとめ
山崎製パンから発売されている2種類のマリトッツォ。冷蔵タイプの「マリトッツォ オレンジピール入り」、常温タイプの「たっぷりクリーム マリトッツォ」を取り上げました。
どちらもとても安く購入できまして、筆者のオススメは冷蔵タイプの「マリトッツォ オレンジピール入り」です。パン生地を楽しみたい方は、常温タイプの「たっぷりクリーム マリトッツォ」が良いかもしれません。
色々なマリトッツォを食べてみたいという方は、機会がありましたら、是非、購入してみてください。
<マリトッツォ オレンジピール入り:写真左>
・販売価格:1個170円
・熱量:303kcal
・たんばく質:3.7g
・脂質:17.7g
・炭水化物:32.3g
・食塩相当量:0.5g
<たっぷりクリーム マリトッツォ:写真右>
・販売価格:1個124円
・熱量:336kcal
・たんばく質:6.1g
・脂質:17.6g
・炭水化物:38.3g
・食塩相当量:0.3g