セテュヌ・ボンニデー(神奈川県川崎市)

2014.10.01
「セテュヌ ボンニデー」は、元「デュヌラルテ」シェフ杉窪章匡氏がプロデュース。パリにある、行くと楽しくなるような店づくりを目指し、2013年12月、杉窪氏自らオーナーシェフを務める代々木八幡「365日」とシンクロオープンした。杉窪氏と出会い、ブーランジェとして自らを更なる高みへ…と踏み出しスタートさせた小さなベーカリーは、シェフ有形さんの穏やかな人柄もあってか早くも地域のお客様に愛されるお店になっていた。
ハイセンスな小ぶりのパンが並ぶ。
ラインナップは数多い。日常のパンである食パンは日替わりで焼く。栃木県産の小麦を使用したパンドミは毎日、その他は全粒粉、デニッシュ、はちみつ、シリアルの中から三種類を交互に選び提供する。また、地元の小泉農園さんなど契約農家から届いた野菜やフルーツを使っての季節のサンドイッチやタルト、旬の果物(無農薬)でコンフィチュールをつくり販売し好評を得ている。先日はスタッフのご実家から送られてきたというメロンをも美味しいジャムにして提供するなどアットホームな雰囲気が伝わってくる。
テイクアウトの場合そのまま温めやすいようアルミホイルに包んでくれる。
スペシャリテのキッシュは常時3種類を用意している。最近ホールでの販売も開始した。事前の予約が必要だが、形は長方形でカット売りの大きさの5個分の長さ。贈り物やホームパーティにぴったり。アペリティフで乾杯!ゲストとの歓談もたけなわ、そんなところへもしもこんな華やかな「キッシュ」が登場すれば、きっと会も盛り上がること請け合いだ。
パリのキッシュは卵より具材が多いのが特徴
「今後はパリのブーランジェリーのように、パンの隣に小菓子も置いていきたい。焼き菓子も種類を増やしてマカロンとか、ババオラムとか。本当はケーキも置きたいんだけれどもそこは難しい。でも出来るだけそれに近づけたらいい、そして最低でも10年はこの地に腰を据えて頑張って行きたい」。有形シェフは、杉窪氏のアドバイスをそのまま受け止めるにとどまらない。かつての杉窪氏がそうしたように日々研究、努力を怠ることなくまい進し、熱く真摯な思いをパンとして形にしていく。やがて、お店の姿が有形シェフ自身を映し出す、そんな日がやってくる事を祈りつつ「パンスタジアム」に届くパンをいただきたい。
店舗外観
晴れの日も 雨の日も 曇りの日でも 
どんな時だって、私の幸せが待っている。
そうだあそこに行こう。
「それはいい考えだ!」
C´est Une Bonne Idee! (ホームページより引用)
セテュヌ ボンニデー
所在地 / 神奈川県 川崎市多摩区 登戸1889 今野ビル1階
定休日 / 火曜日
営業時間 / 7:30〜19:00
この記事を執筆したパンライター
パンライターのりこ( 東京都 / 女性 )
パンは心の糧。美味しいパンでみんなほっくり〜心豊かに。パンの気になる情報やおいしい食べ方、愉しみ方を提案していきます。

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