季節のフルーツからおこした酵母を使った「チーサ」のベーグルとパンがパンスタジアムに届く。

「チーサ」のベーグルは、北海道産の小麦を使い表面は張りがあり、中はふっくらもっちりしている。食べるとほんわかと優しい気持ちになるベーグル。

「今の季節は梨を使っておこした酵母を使っています」と酵母を見せてくれた。

そういえばお店に伺う途中も梨園がいくつもあった。鎌ヶ谷は梨の名産地だそうだ。その地元の美味しい梨を使った酵母なのでやはり香りがとても良い。酵母の瓶に近づくだけでふわっと甘い香りがしてきた。少しだけ味見させて頂いたが、まさに梨の甘酒。口の中で少しシュワシュワする感じが心地よく、小麦もこの心地良さの中でふっくらとしたパンになるのだろうと感じた。

「フルーツ酵母は手間がかかりますが、本当の美味しさを伝えたいと思って心を込めて育てています。」とオーナーの米澤さん。

米澤さんは、パンの販売に出かけると言い大急ぎで出かけて行った。近くの老人ホームでパンの販売をするそうだ。米澤さんは、パンを通して食べることの大切さや喜び、対面販売を通して人と人のつながりの大切さや意味を伝えようとしているのだ後姿を見ながらそう感じた。

パンスタジアムにも、米澤さんが心を混めてつくったパンが届く。シンプルだけど心が温かくなるようなベーグルとパン。ぜひお試し下さい。